2017年05月06日

目尻のシワ取り トレチノイン(レチン-A)濃度(%)と使い方

ポーラから医薬部外品のシワを改善するアイクリームが発売されました。

製品名は、リンクルショット メディカル セラムです。

魅力的な製品ですね。

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米国では、医師の処方箋が必要なコスメがあり、ドクターズコスメと呼んでいます。

シワ取りクリームには、トレチノインを配合した米国Johnson&Johnson Ortho社(ジョンソン・エンド・ジョンソン オーソ社)のRetin-A Micro Gel(レチン-A マイクロジェル)があります。

トレチノインは使い始めにA反応(副反応)が現れるので、皮膚科医の指導と観察のもと利用します。

米国皮膚科では、目尻のシワ治療の第1選択肢になります。

A反応が強く現れる場合の第2選択肢は、線維芽細胞順化培養液を配合したSkinMedica TNS Recovery Complex(スキンメディカ TNSリカバリーコンプレックス)です。




アマゾンでも購入できます。


米国では、スキンメディカは人気ブランドですが、日本ではあまり知られていません。

主成分は、線維芽細胞順化培養液(Human Fibroblast Conditioned Media)で、線維芽細胞由来のEGF、IGF、FGFなど成長因子・サイトカインなど約380種類の生理活性物質を含みます。

シワの軽減が期待できます。

詳しくは
SkinMedica HP
https://www.skinmedica.com/products/correct/tnsrecoverycomplex

さて、今回のブログでは、米国で行なわれているトレチノインを使用したシワ治療を紹介します。

オーソ社 レチン-A マイクロジェルの実際の使い方(使用方法)を紹介します。

医師向けの内容です。

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トレチノイン療法

米国では、トレチノイン療法はシワを改善する療法を指します。

日本では、トレチノイン・ハイドロキノン療法を指し、シミを薄くする療法になります。

トレチノインとは

ビタミンA(レチノイド)は、トレチノイン(レチノイン酸)、レチナールデヒド、レチノールに分類することができます。

トレチノインはビタミンA活性が高く、レチノールの50〜100倍です。

米国ではトレチノインは医薬品、レチナールデヒドとレチノールは美容成分として扱っています。

なお、トレチノインの誘導体であるトレチノイントコフェリル(レチノイン酸トコフェリル)は、美容成分として扱っています。

トレチノインの作用

活性酸素の消去

肌老化の要因である活性酸素を消去します。酸化ストレスから肌を守ります。

表皮ターンオーバーの促進

皮膚は、表皮、基底膜、真皮層、皮下組織から構成されています。

表皮にはターンオーバーがあり、定期的に入れ替わっています。

20歳の表皮ターンオーバーは約28日です。

30歳では約40日、40歳では約50日です。加齢とともにメラニン色素が沈着して、シミが濃くなり、メラニンぐすみ、色ムラが気になります。

トレチノインには、表皮のターンオーバーを促進する働きがあります。

トレチノイン・ハイドロキノン療法、オバジ ゼオスキンでは、表皮中に蓄積したメラニン色素を排出する目的で、トレチノインを使用します。

美白ケアに有効です。

線維芽細胞の活性化

線維芽細胞は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など細胞外マトリックスを製造する細胞です。

線維芽細胞を活性化させることで、肌のハリ・弾力がアップします。

トレチノインクリームが「シワ取りクリーム」と呼ばれる所以です。

トレチノイン濃度

Ortho社Retin-A Micro Gel (オーソ社 レチン-A マイクロジェル)には0.1%と0.04%の製品があります。

0.1%濃度はシミ用、0.04%はシワ用です。

レチン-A マイクロジェル 使用方法

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1.洗顔

2.化粧水

3.保湿美容液(クリーム・ミルク)

4.日焼け止め(化粧下地)

5.メイク



1.クレンジング

2.洗顔

3.化粧水

4.保湿美容液(クリーム・ミルク)

5.気になる部分に0.04%レチン-A マイクロジェルを薄く伸ばして塗る
(週2〜3回)

−注意点−

・1クールは約8週間です。使い続けると、トレチノインの効力が低下します。続けたい場合は、8週間休んでから使用します。

・トレチノインで肌細胞が新生しています。日焼けしやすいので、日中は日焼け止めが必須です。

・レーザー治療との併用は避けます。色素沈着の原因になります。

・最初は、週1回から始めます。

・A反応(副反応)が強く現れる場合は、0.04%レチン-A マイクロジェルを保湿美容液で2倍希釈して、0.02%濃度で使用します。

・トレチノイン療法を行っている美容皮膚科のトレチノインクリームは、トレチノイン(ナノエッグ,シグマ)、CDトレチノイン(常盤薬品NOV)を原料として自家調合しています。冷蔵保存が必要です。

・レチン-A マイクロのジェネリック医薬品として、インド製品がありますが、品質が心配です。

一般向けの目尻のリンクルクリームとして、常盤薬品工業セルニュー リンクルクリームがお薦めです。

セルニュー リンクルクリーム 【乾燥肌/たるみ】 [ ビタミン誘導体・クリームタイプ ]

価格:5,400円
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感想(78件)




レチノイン酸トコフェリル、水添レチノール、ピュアレチノール、ユビキノール(還元型コエンザイムQ10)、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)、アセチルヒドロキシプロリン配合のクリームで、シワにアプローチします。

Kotohaお薦めの製品です。
posted by Kotoha at 17:00| Comment(0) | 目の下のたるみ・シワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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