2017年02月20日

顔のたるみを予防する骨芽細胞の活性化

2月下旬になり、春一番が吹いて、これから春に向かいます。

冬の乾燥で痛んだ肌に、3、4月の強い紫外線が加わります。

春は、肌が不安定になるので充分注意したいものです。

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さて、今回のブログでは、顔のたるみをテーマにします。

顔のたるみは、皮膚を支えるコラーゲン線維の低下、腱・スマス筋膜のゆるみ、骨吸収が原因です。

ドクターズコスメによるお手入れだけでは、顔のたるみを予防することはできません。

運動療法が有効です。1日40分以上のウォーキングを行いたいものです。

骨を製造する細胞は、骨芽細胞(こつがさいぼう)です。

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骨形成に重要な役割をしています。

加齢とともに、骨形成が低下します

顔面の骨吸収が進み、梨状孔が開大し、オトガイ骨がV字になります。

梨状孔が開大で鼻翼が広がり、また、法令線が深くなります。

オトガイ骨がV字になることで、下顔面のたるみ、口角のシワ(マリオネットライン)の原因になります。

頬のたるみなど、中顔面のたるみは、ヒアルロン酸注入で簡単にリフトアップできますが、下顔面のたるみは補正が難しいです。

骨吸収の予防が大切です。

骨芽細胞と骨形成

骨は破骨細胞によって古くなった骨を分解しています。

骨芽細胞は骨を再構築して骨形成する細胞です。

骨は絶えず吸収と再構築を繰り返しています。

このバランスが崩れると、骨吸収が進み、骨粗鬆症、骨の痩せと関係します。

女性ホルモンのエストロゲンは骨芽細胞のレセプターに結合することで、骨芽細胞を活性化します。

女性の場合、エストロゲンが低下すると、急速に骨吸収が進みます。

エストロゲンは、30代から減少をはじめ、40代で急速に低下します。

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骨吸収と顔のたるみ

骨形成が低下すると、骨粗鬆症になるだけでなく、体全体の骨痩せが起きます。

額の痩せ

美容と関係する骨痩せは、前頭骨の痩せです。

つまり、女性特有の丸みのある額が失われ、男性的な平坦な額になります。

フランスVivacy社が開発したヒアルロン酸「スタイレージXXL」で美しく整えることができます。

鼻翼の広がり

鼻と関係する顔面の孔が、梨状孔(りじょうこう)です。

梨状口と表記する場合もあります。

加齢による骨吸収で、梨状孔が開大します。

鼻翼が広がる原因です。

加齢とともに鼻が低く見えるようになるのは、骨吸収による梨状孔の開大が原因です。

なお、鼻翼基部へのヒアルロン酸注入は、血管塞栓などのトラブルを起す場合があります。

鼻翼の皮膚が壊死した症例があるので注意が必要です。

顔のたるみ

中顔面のたるみは、頬骨の骨吸収とmalar fat pad(マーラーファッドパッド)のゆるみが原因です。

ヒアルロン酸注入で簡単に補正できます。

下顔面のたるみは、オトガイ骨が骨吸収でV字になることで、顔のたるみが現れます。

また、口角のシワ(マリオネットライン)の原因になります。

下顔面のリフトは、外科的なフルフェイスリフトが最も効果的です。

なお、外科手術の敷居は高く、最近では、引き上げ力の強いスレッドを使用したスレッドリフトを希望する方が多いです。

3Dリフトロングを4〜6本挿入すると効果的です。

骨芽細胞の活性化

腹部脂肪から分泌されるアディポネクチン、筋肉から分泌されるマイオカイン、骨から分泌されるオステオカルシンが注目されています。

腹部脂肪、筋肉、骨は、ホルモン、成長因子、サイトカインなどの生理活性物質を分泌する内分泌器官、つまり、臓器として考えられるようになりました。

いずれも、ウォーキングなどの有酸素運動が有効です。

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機械的刺激

ウォーキング時の足裏に与える振動で、骨芽細胞を刺激します。

骨形成の促進が期待できます。

DHEA

女性が筋力トレーニングを行なうとDHEA(Dehydroepiandrosterone,デヒドロエピアンドロステロン)を増加させることがわかっています。

DHEAはintracrine作用でエストロゲンに変化して、骨芽細胞を活性化します。

骨形成の促進が期待できます。

レプチン

腹部脂肪、筋肉から分泌されるサイトカインです。

レプチンによる骨形成の促進が期待できます。

オキシトシン

愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンが、骨芽細胞を刺激して骨形成を促進します。

骨芽細胞とオステオカルシン

最近、注目されるホルモンは、骨芽細胞から分泌されるオステオカルシンです。

アミノ酸からなるペプチドで構成され、生理活性物質としての働きがあります。

骨(骨芽細胞)・膵臓(インスリン)・腸(インクレチンGLP-1)は、密接な関係であることがわかってきました。

血糖値を低下させる作用が期待できます。

高血糖の状態が続くと、血管、脳神経細胞、網膜に負担がかかります。

また、美容面では、高血糖でつくられたAGEsによる糖化は、肌老化の要因になります。シワ、たるみ、「肌のにごり」の要因になります。

2型糖尿病は、遺伝的素因のある人が、生活習慣によって発症すると考えられています。

生活習慣とは、過剰なエネルギーの摂取、運動不足です。

最近では、2型糖尿病の自己免疫疾患仮説がありますが、生活習慣を見直すことが大切です。

まとめ

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ウォーキングなどの有酸素運動を行うことで、腹部肥満からのアディポネクチン、筋肉からのマイオカイン、骨芽細胞からオステオカルシンが分泌されます。

生活習慣病を予防して健康的な生活を送ることができます。

骨芽細胞の骨形成を促すことで、骨吸収の予防が期待できます。

顔のたるみの予防が期待できます。


posted by Kotoha at 12:00| Comment(0) | 顔のたるみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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